ヤマハがヤマハでなくなった日

今年、スズキGSX-RRの絶賛が止まらない。

個人的には、そんなにすごいマシンには思えないんだけど。確かにバランスはいいらしい。でも、スズキのマシンのバランスの良さは、今に始まったことじゃない。2スト時代からバランスの良いマシンだった。雨が降ると上位に食い込んできたりしてたし。
それが今年、いろいろなことが重なってジョアン・ミルさんがタイトルを獲得した。そうしたら、みんなスズキのマシンを絶賛しだした。

ミルさんが安定していたからタイトルを獲れただけだと思う。まだまだスズキGSX-RRは発展途上だと思う。しかも、いきなり速くはならない。徐々に速くなるのだと思う。

それでも、タイトルを獲ったらすべて関係無くなる。
この状況は、ブリジストンが勝ちだしてきた状況に似てる気がしないでもない。
ブリジストンが勝ちだした時だって、決してミシュランが遅くなったわけじゃない。コースによってはミシュランも速かったはず。でも、あの時はみんなブリジストンを使いたがった。シーズン途中でブリジストンを使う選手も現れた。

で、どうなったかというと、タイヤのワンメイクになった。
で、どうなったかというと、タイヤメーカーがマシンに合わせた開発をするんじゃなく、バイクメーカーがタイヤに合わせた開発を行うようになった。開発が外れたら勝てなくなった。

ライダーはすぐに勝ちたいのだと思う。でも、長い目で見ることも必要なのだと思う。

ヤマハライダーはもっとパワーが欲しいと言う。ヤマハはパワーを出そうとしたのかは分からないけど、安定した走りができなくなった。

原田哲也さんが自身のYouTubeチャンネルの岡田忠之さんとの対談で、ヤマハのマシンはアクセルを開けて待っているとエンジン特性でリヤが曲がっていくと仰っていた。元モリワキライダーの梨本圭さんも何かのコラムか何かで、同じようなことを仰っていた。ヤマハのマシンは、SRからレーシングマシンのTZまでリヤが旋回していくと。
つまり、今のヤマハのマシンはパワーを求めた結果、ヤマハ伝統のエンジン特性を失ったんじゃないかと思う。と勝手に思う。そんな気がしてしまう。

パワーのホンダ。ハンドリングのヤマハ。バランスのスズキ。直線が速いドゥカティ。パイプフレームのKTM。遅いアプリリア。

ヤマハは原点に返るべきだ。スズキの真似をするんじゃなくて。スズキはスズキのやり方でタイトルを獲ったんだってことだと思うよ。




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