ボクの大切なもの『ブレーキング』

ブレーキングってとても大切なもの。
レースで選手がブレーキをかけているのを見るのは醍醐味の一つだと思う。

前を行く選手を抜くためには、相手よりも少しでも遅くブレーキをかける必要がある。その相手も後ろから迫る選手に抜かれないためには、相手よりも少しでも遅くブレーキをかける必要がある。
要するにチキンレースのようなものか。

ブレーキをかけるのが遅すぎると、立ち上がりでアウト側にはらんでいってしまうし、早すぎるともちろん相手を抜けない、もしくは抜かれる。
そのブレーキをかける絶妙なポイントを❝ブレーキングポイント❞というかどうかは知らない。あの原田哲也さんは、曲がり始めるポイントを❝ブレーキングポイント❞と考えていたそうです。

それから、今どきの選手って、ブロックラインが下手というか、前を行く選手は相手に抜かれないために完全にラインを塞ぐシーンをよく見るようになった気がする。
その昔は、安全のためにラインを一本分空けるという話をよく聞いた。ラインを空けたら抜かれちゃうじゃんと思うけど、これが絶妙なブレーキングによって、抜かれたとしても抜いてった選手はアウトにはらみ、コーナー立ち上がりでラインをクロスして再び抜き返せるようにしてたんだよね。
そういうの、最近見ない気がする。それもこれも、Moto3クラスを若手の入門クラスにしてしまったせいだと思う。

昔は、軽量クラス専門のベテランがいた。ベテランとルーキーが一緒に走ってて、ルーキーはベテランからレースのノウハウを走りながら教わってたんだと思う。ロッシさんが原田さんの走りを盗んだ(真似した)というのは有名な話。レースの駆け引きとか最近は観ないよねぇ。今は今で違う駆け引きがあるのかなぁ。
その昔、ルーキーがベテランの経験を凌駕する走りを見せるときがあり、その時は鳥肌が立つよね。そういうのも今は昔。

ちなみに、ブレーキは曲がり始める直前までかけていると、フロントタイヤに荷重がかかっている状態なので逆に曲がりづらくなる。なぜなら、バイクは❝リヤで曲がる❞から。


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